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TEAM NORICK JR
Race Report
■004 2007.12.26
エキスパートクラス初優勝でシーズンを締めくくる

 12月16日(日)、桶川スポーツランド(埼玉)で行われた関東ロードミニ選手権最終戦に、TEAM NORICK JRの野左根功汰(コウタ)選手が出場。ミニバイクのベテラン勢が競い合うSP12エキスパートクラスで悲願の初優勝を果たした。また、Wエントリーしたモタードオープンクラスでも激しいバトルを展開し、好成績を収めている。
 前日の練習走行から好タイムをマークし、その勢いのままSP12エキスパートクラス予選を迎えたコウタ。路面温度が低く、風が強い難しいコンディションの中、2番手でフロントローを獲得した。
 決勝は数台からなる激しい首位争いとなったが、最終的にこれを制し、トップでチェッカーを受けたコウタ。自身初となるエキスパートクラス優勝で'07シーズンを締めくくった。
 なお、TEAM NORICK JRのライダーとしてロードレースに挑戦、今季は筑波選手権GP125クラスでチャンピオンを獲得した山田誓己選手も同クラスに特別エントリー。マシン面でのハンディを背負いながらも10位完走を果たしている。
 一方のモタードオープンクラスは事前練習ができず、ぶっつけ本番でレースに臨むことになった。予選11番手グリッドからスタートしたコウタは、好スタートを切り7番手までジャンプアップ。その後、5番手争いを展開すると、1度は抜かれたものの再び抜き返すという力走を見せ、5位でチェッカーを受けた。

野左根功汰選手
「エキスパートクラスで優勝できて、すごくうれしいです! いろいろなことが全部うまく行った結果だと思います。最終戦はいろいろなサーキットからチャンピオンが集まってくるので、『トップを獲れたらいいな』と意気込んでいました。レース中、『勝てるかも!』という手応えもありましたが、実際に勝ってみると本当にうれしいです。
 モタードは、今までのレースでは着いていくのがやっとで、抜くことができずに悔しかった。でも今回は調子がよく、すごく自信もあったので、抜くことができてよかったです。
 今年はいろいろと大変な1年でしたが、最後にいいレースができてよかったと思います」

野左根健治氏(功汰選手の父)
「エキスパートクラスの優勝を目標に戦ってきましたが、『すべての条件が噛み合わないと実現は難しいな』と思い知らされた1年でした。最終戦ですべてがうまく行き、締めくくりのレースとしては出来過ぎの結果を残すことができてホッとしています。技術的にはまだまだ及ばないながらも、ようやく諸先輩方と肩を並べられる所まで来たのかな、と思っています。
 シーズン途中までは周りの雰囲気に圧倒されている様子もありましたが、終盤戦には堂々とした走りになり、予想外の出来事にも動じないまでに成長しました。苦労が大きかっただけに、多くを学べた1年だったと思います。ファンの方たちの応援や、先輩ライダーからいただいたアドバイスなど、すべてが功汰の力になりました。本当にありがとうございました」

(写真左から順に)(1)今シーズン最後のレースに臨む。リラックスしながらもしっかり集中する、というメリハリがついてきた。(2)今回はセナも特別にエントリー(後方ゼッケン81)。(3)事前練習、予選、決勝と好調の波をキープしたコウタ。(4)モタードマシンにまたがる姿もすっかり様になってきた。(5)小排気量というハンディを感じさせない力走で、成長ぶりを見せた。(6)来季につながる内容で、無事に'07シーズンを終えることができた。

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■003 2007.11.11
難コンディションでのハイレベルなレースに苦戦

 11月11日(日)、モトチャンプ杯東日本ミニバイクレース選手権第5戦(埼玉県・サーキット秋ヶ瀬)が行われ、TEAM NORICK JRの野左根功汰(コウタ)選手が出場した。コウタがエントリーしたのは、日本でもトップレベルのミニバイクレーサーたちが競い合うSP-12エキスパートクラス。特にサーキット秋ヶ瀬の同クラスはレベルが高いことで知られているが、今季から挑戦を開始したコウタは参戦を重ねるごとに徐々に順位を上げ、7月の第4戦では5位入賞を果たしている。
 午前中に行われた予選レースは、路面はほぼドライながら所々にウエットパッチが残り、ときおり小雨がパラつくという難しいコンディション。抽選で決まった16番手グリッドから飛び出したコウタは、上位陣の脱落もあって2番手を快走した。しかし転倒が多発して赤旗中断。仕切り直しとなった2回目の予選レースでは調子が上げられず、決勝レースは13番手グリッドからスタートすることになった。
 今回は不安定な天候に悩まされ、各レースとも転倒者が続出する荒れ模様となった。午後3時20分、この日のファイナルレースとなるSP-12エキスパートクラスがスタートした時点では、雨こそ上がっていたものの路面はフルウエットだった。
 スタート直後から転倒者が出たこともあり、10番手付近までポジションアップしたコウタだったが、前走車を追い上げていた6周目、第2ヘアピンで転倒。再スタートを切ったものの、終盤には第2コーナーで再び転倒を喫してしまう。そこからさらなる追い上げを図ったが、17位でチェッカーを受けた。
 年内のコウタのレースは、残すところ12月16日(日)、桶川スポーツランドのレースだけとなった。

野左根功汰選手
「予選レース1回目は2番手を走れたけど、それは前が転んだから。2回目はゴボウ抜きできずに13番手。もうちょっと上に行きたかったです。決勝は、全員抜くぐらいのつもりで攻めて、2回転んでしまいました。でも、一生懸命攻めての結果なので、悔いはありません。今年のレースはあと1回。桶川ではエキスパートクラス初優勝を狙います!」

野左根健治氏(功汰選手の父)
「朝から難しいコンディションで、予選レースも赤旗中断という混乱模様。『今日は簡単にはいきそうにないな』と思っていましたが、その通りの展開になってしまいました。決勝では転倒してしまいましたが、攻め切れていなかった予選に比べると思い切った走りで、頑張りも見えたのは良かったと思います。12月の桶川は年内最後のレース。トレーニングを重ねて、次こそは勝つつもりで臨みます」

(写真左から順に)(1)1回目の予選レースでは2番手を走行したものの、赤旗中断後の2回目は調子が出せず13番手に終わった。(2)決勝レースまでの間に、マシンを念入りに掃除するコウタ。(3)決勝スタート直前。あどけない笑顔がトレードマークのコウタも、この時ばかりは真剣そのもの。(4)攻めあぐねた予選とは打って変わって、ウエットコンディションの中、思い切った走りを見せる。(5)日本屈指のハイレベルで知られるエキスパートクラスでも、転倒者が続出する難しいコンディションだった。(6)コウタもウエット路面の餌食に…。(7)2度転倒するもキッチリと走り切り、チェッカーを受けた。(8)レース直後、コウタは悔しそうに何度も首を振っていた。

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■002 2007.10.29
コウタ、粘り強い走りで好レースを展開

 10月28日(日)、桶川スポーツランドで行われた関東ロードミニ選手権第5戦に、TEAM NORICK JRの野左根功汰(コウタ)選手が出場。モタードオープンクラスとSP12エキスパートクラスにダブルエントリーし、それぞれ手応え十分なレースを展開した。
 モタードオープンクラス予選で、自己ベストタイムを1秒更新する力走を見せたコウタは、8番手グリッドを獲得。決勝では、250ccや450ccのモトクロッサーを相手に、小排気量YZ85のハンディを感じさせない好スタートを切り、予選順位をキープ。以降、後続の追撃を抑え切る粘り強い走りで、そのまま8位でフィニッシュした。
 ベテランライダーが揃い、ハイレベルなレースが見られるSP12エキスパートクラス。事前テストで自己ベストタイムを更新したコウタは、その勢いのままに予選でも好タイムをマークし、2番手グリッドを獲得した。決勝ではモタードと同様にこちらも好スタートを決め、ホールショットを奪うと、オープニングラップはトップ。その後は後続にかわされ3番手にポジションダウンしたコウタは、最終ラップにさらに後続にパスされたが、攻めの姿勢を崩すことなく4位でチェッカーを受けた。ミニバイクのトップカテゴリー・SP12エキスパートクラスには今年からの参戦。今季残り2レースで初優勝を狙う。(2007.10.28)

野左根功汰選手
「今日はノリック監督がそばで見守ってくれているような気がして、落ち着いてレースすることができました。モタードの予選は今まで一番いい結果だったので、すごくうれしかったです。スタートがうまく行ったのは、ノリック監督のお父さんがシグナルの見方を教えてくれたから。そのおかげでタイミングがうまくつかめました。決勝の結果も、今までのベストは参加台数が少ない時の6位だったけど、今回はちゃんと台数がいる中で8位。自分では満足しています。
 SP12の予選は、途中までずっとトップだったのに、最後に抜かれてしまって2番手。ちょっと悔しい結果でした。決勝では、『後ろのライダーは、絶対最後に仕掛けてくるぞ!』と思って、自分なりに作戦を考えていたのですが、やっぱり抜かれてしまい、すごく悔しい。今年の残り2レースのうちに絶対勝ちたいです」

野左根健治氏(功汰選手の父)
「精神的には、やはり難しいレースだと思っていましたので、まず何よりも無事完走させることが今回の目標でした。そんな中でもそれなりの結果を出してくれたので、ノリック監督には怒られるかもしれませんが、親としては合格点をあげたいです。
 ファンの方や、一緒にレースを戦っているライバルたちからも励ましをいただき、非常に大きな力になりました。レースをやっていてよかったな、と思えた1日でした。レース内容としては今後の課題が見えてきたので、今回の戦いをバネに、より大きく育ってくれればと期待しています」

(写真左から)(1)ノリックが実際にレースで使っており、内装もそのままのヘルメットを被って、SP-12EXの予選タイムアタックに向かう。(2)滑らかにマシンを操るコウタ。走り込むことで身につけたライディングだ。(3)大きな排気量のマシンに混じり、YZ85で戦う。「モタードは周りから聞こえる音が大きいから、踏みつぶされそうに感じるよ」とコウタ。(4)家族にも口をきけないほど落ち込んだ時期もあったが、「レースは絶対に止めない」。あどけない笑顔の影に強い決意がある。(5)夕闇迫るSP12エキスパートの決勝スターティンググリッド。コウタの周りには歴戦の強者たちがずらり。(6)ノリック譲りのロケットスタートでホールショット!(7)序盤から終盤まで、先行する2台を追いつつも後続を抑えるといった激しい展開のレースだった。(8)悔しさと少しの満足とが入り交じったレース後。でも、しっかり走り切ることが次につながる。(9)レース後の表彰式。「次は表彰台の一番上を狙います」と力強くコメント。

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■001 2007.10.21
「ノリック監督に捧げたい」。セナ、筑波選手権で王座獲得

 TEAM NORICK JRの山田誓己(セナ)選手が、10月20日(土)、筑波ロードレース選手権GP125クラスに参戦。3位表彰台に立ち、年間シリーズチャンピオンを獲得した。
筑波ロードレース選手権GP125クラスは、年間5戦行われるシリーズ戦。市販レーサーを用いて争われ、本格的ロードレースの登竜門として激戦が繰り広げられている。
セナは4月に行われた同クラス開幕戦で2位になると、続く第2戦、第3戦では2連勝。そのまま勢いに乗るかと思われたが、第4戦は転倒リタイヤしノーポイント。ランキングこそ首位を守ったものの、2位とのポイント差はわずか2点に縮まった。これにより、チャンピオンを獲得するには3位以上が必須という厳しい状況で、最終戦を迎えることとなった。
17日(水)の事前テストではマシンセッティングに苦しみ、タイムも伸び悩んだセナだったが、チームスタッフの努力により問題を解消。20日(土)に同日開催された予選では、2列目・5番手グリッドを獲得した。
「いつもより緊張する」とレースに臨んだセナだったが、決勝ではスタートを決め、1コーナーには2ポジションアップの3番手で進入。気合いのこもった走りで10周目には一時2番手に浮上したが、最終的には3位でチェッカー。これで年間シリーズチャンピオンを決めた。
「このシャンパンをノリック監督に渡してほしい」と、表彰台では栓を開けずにノリックの父・阿部光雄氏に託したセナ。シャンパンは、ノリックの霊前に供えられる。
なお、同日ダブルエントリーしたS80クラスは、予選5番手。決勝はスタートで出遅れたものの、迫る後続を抑えきって7位でチェッカーを受けている。(2007.10.20)

山田誓己選手
「すごく重要なレースだったし、『ここで結果を出さないと』と、いつもとは全然違う気持ちでレースに臨みました。決勝の18周は、スキがあれば前に出るつもりだったけど、無理して転ぶわけにもいかないし、ものすごく緊張しました。チェッカーを受けてチャンピオンが決まった瞬間は、『よかった〜』と満足できました。本当は勝って決めたかったから、ちょっと悔しいんですけど……。ノリック監督のファンの方たちに応援してもらって、勇気づけられました。監督にも、支えてくれた皆さんにも、『本当にありがとうございました!』と伝えたいです」

山田吉則氏(誓己選手の父)
「セナ自身、いつでも勝ちを狙っていましたが、今回は『絶対に1位を獲りたい』と気合いが入っていました。結果は3位でしたが、ノリック監督のお父さんや、チームスタッフの方たちからの心強いサポートにチャンピオン獲得という形で報いることができて、とにかくホッとしました。また、ファンの方からお守りをいただいたり、横断幕まで用意してご声援いただいたことも力になりました。ありがとうございました」

(写真左から順に)(1)セナの乗るTZ125のシートカウルには、ノリックのステッカーとゼッケン81が貼られた。監督と共にレースを戦う。(2)表彰台でセナが掲げるヘルメットは、ノリックが実際に使用していた実物。今回は特別に内装を調整して、セナがかぶってレースに臨んだ。(3)「本当は勝って決めたかった」と言いながらも、チャンピオン獲得を喜ぶ。(4)レース後は、父子そろって「ホッとしました〜」。

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